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鉄は厚いと焦げないか

鉄のフライパンが人気になりつつあります。「タークください」「自在鍋ください」と、しっかり調べてからご来店なさる方が増えました。
鉄のフライパンというのは「厚みで役割が違う」というのは、これまでのなんどか説明してきましたが、わかりやすくもう一度。

お好み焼きやステーキ専門の鉄板焼店で、鉄の厚みはどれくらいですか?とよく聞きます。あちらは素人から聞かれて嫌でしょうね。どうなんでしょう。
お好み焼き店なら、9mmとか7mmとかでしょうか。
ステーキの鉄板焼店なら、16mmとか19mmとか言われたり、「2cmくらいです」とか言われる場合もあります。先日は「うちは特注で3cmです」という高級店もありました。

なぜそんなに厚みにこだわるのかというと。分厚い肉を上手に肉汁たっぷりに焼きたいからです。

ご家庭ではそんな分厚いの焼きませんから、そんな厚みはいりません。
プロがその1mmにこだわることでわかるように、1mm2mmでえらく違うわけです。
実は、ご家庭用なら、0.1mmでかなり違います。

ご家庭用なら、0.8mm表記のものから、1.2mm、1.4mm、1.6mm、2.0mmそれ以上もあります。
上手に焼きたいなら2mm以上が良いと思います。
もともとの鉄の厚みの規格のものを叩くと厚さが変わるし、手作りで作る鍛造などは正確にはわかりません。
厚みがあればあるほど重くはなりますが、そのかわりメリットがいっぱいです。ご購入の際はどんな風に焼きたいかを考えて買うことをお勧めします。

タークのフライパンで焼いてみます。タークは2.5mm~3mmの厚みであるし、叩いて形成しているので効果はそれ以上です。

■焦げ目がまんべんなくきれいにつきます

鉄は厚いと焦げないか_c0228673_15132612.jpg

まんべんなく焼けるということは、余計な肉汁の流出を防げるということ。
美味しい肉汁を美味しく保持して仕上げることができ、冷めても美味しく食べられます。
まんべんなく焦げ目がついて裏返すと、表面から水分が蒸発せず、フタのような役割をしてくれます。


■分厚いほど、肉の中心にすばやく熱が届きます
鉄は厚いと焦げないか_c0228673_15143282.jpg



短時間で仕上がるので、肉汁をそのままにふっくらしあがり、レアやウエルダンなど自由自在に焼いても美味しく仕上げられます。外は焦げているのに中はまだ赤いというのはなく、ほどよくピンク色になっているはずです。
野菜もおなじです。水分がなくならないうちに焼いてくれ、美味しい野菜がさらに美味しいのです。

鉄という素材ならではの良さもあります。ステンレスやフッソ加工のようなら、出てきた油が浮いてきますが、鉄なら油分を吸い寄せるので、肉と鉄材の間の油分を調節してパリッと仕上がります。
温度調節が簡単で、特に厚みがあれば、思い通りの熱量で使えます。
一生モノです。高温調理にもびくともしません。

薄い鉄と厚い鉄は使い勝手が違いますのでご購入の方は十分に用途を考慮することが必要ですね。
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by kitchenparadise2 | 2016-09-30 15:14 | 鉄のフライパン.中華鍋

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